Geek Talk/PowerBI



今回は「Power BI Desktop」というツールが意外に強力だぞ、という内容で記事を書いてみたいと思います。 まずは「Power BI Desktop」とは、Microsoftが提供しているデータ可視化ツールです。 エクセルのグラフ特化ソフトって捉えていてもらってよいかと思います。

もちろん使用感はかなり違いますが。 無料で使えるのですが、結構巧妙に「サインイン」や有料版に誘導されます。簡単に「Power BI」で検索すると「Power BI Desktop」にはなかなかたどり着けません。 

ということで、ダウンロードはこちらのリンクから(アフェリエイトではありません) https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=58494

本題ですが、我々の倉庫現場で「タイヤが重くなっている」という話を聞いて、実際どうなんだろう?と思いましたので まずは重さを計測してみようと、40本ほど測ってみました。 それをエクセルにまとめると、こんな感じです。


それを内径のインチサイズごとにグラフ化すると、こんな感じになります。


さらに、外径と重さの傾向を見たいな、と考えると、また新しいグラフを作ることになります。 エクセルでは、データ列を選択して、グラフを選択すれば、グラフ化できるのですが、今回のように 解析しながら、別視点でも見てみよう、とか考える場合に、結構手間がかかります。 そこで「Power BI Desktop」の出番です。(インストール手順は省きます) ソフトを立ち上げて、データソースから「Excelブック」を選択して開始します。


グラフタイプを選択して(今回は散布図)、右端のデータ項目から、X軸とY軸に表示させたいものを選択します。ここまでは、エクセルとの差はなさそうですが、ここからが違います。


1つの画面で複数のグラフを表示させたり、データを任意に分類した区分で色分けできたり、、、文字にすれば「エクセルで十分できるよ」と聞こえてきそうですが、ここに至る工数が圧倒的に少ない。もちろん、ツールならではのクセがあり、勘所を掴むまで時間を必要としますが、それでも可視化させるまでの工数はエクセルと比べると、雲泥の差がつきます。

PowerBIでの分析は、エクセルでは重たくなってしまうデータ量でも実施することが可能です。上記のデータはせいぜい二桁程度のサンプルしかありませんが、数十万のデータも分析できる強力なツールです。

さて、ここからは分析した結果、どういう考察が得られたかについてですが。。。どうやら文字数制限があり、今回は残念ながらここまでしか記載できないようです。どのように分析するか、データから何を見出すか?は、使う側の想像力の要素がとても大きく影響してきます。いずれ、そのあたりも含めてお伝えしようと思います。